きぬちゃん、昨日抜糸をしてきました。
やっとこれで少し一安心です!
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きぬちゃんを保護した6月。
オスメスと沢山いたので
ワクチンより先に不妊手術の予約をして
診察につれて行った時に
きぬちゃんの耳の中に腫瘍がある事がわかりました。
詳しい話は
9/17の日記に書いていますので
良かったら読まれてみて下さい。
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きぬちゃんの耳の中の腫瘍は
良性ではあったものの
CTにて確認したところ
鼓膜を突き破り外耳と中耳にまたがっていました。
獣医さんに相談した所
大学病院レベルのものとの事で
いろんな動物病院の先生に相談してみたのですが
そこまでの手術の経験がある方はいらっしゃらないご様子でした。
完全に取り除くにはかなりのリスクを伴うとの事。
今、きぬちゃんはすこぶる元気で
しっかりゴハンも食べ
人が大好きでたくさんたくさん甘えてきます。
そんなきぬちゃんが
手術を機にいなくなってしまう可能性が高い・・・
そんなリスクを負ってまで全摘すべきなのか・・・。
わが家には・・・
預かりさん宅には・・・
キャパなどなく
きぬちゃんの事を大切に思ってくれる飼い主さんを探す為には
全摘しないと飼い主さん探しなど出来ないのではないか・・・
そう考え手術をしなければと思っていたのですが
今元気にしているきぬちゃんが
手術によってまっすぐ歩けなくなったり
顔面麻痺になり瞬きも食事も出来なくなったら・・・
そんな怖いリスクのある手術を本当にすべきなのか・・・。
いろんな先生に聞きながら
どうすべきか皆で散々悩みました。
たくさんたくさん考えた結果
外耳にある腫瘍だけを摘出し
外耳炎だけでも解消してあげる。
そうすれば耳もジクジクする事もなく
きぬちゃんは快適に過ごす事が出来る。
中耳にある腫瘍は
何年かけて大きくなったのか
きぬちゃんの年齢からはわからず
きぬちゃんの寿命が先に来るか
腫瘍が大きくなりまた外耳の方へ出て来るか
中耳から内耳にいってしまえば
また問題が出て来るのだけど
その時出来る事を、その時判断する。
その方がきぬちゃんはきっと幸せ・・・
自分達なりの答えに行き着きました。
そうしてきぬちゃんの外耳中にある腫瘍摘出を実行に移し
無事成功!
変わらず元気に帰って来てくれて
昨日やっと最後の抜糸を終わらせ
きぬちゃんの長かった通院生活に幕を閉じる事が出来ました。
今のきぬちゃんは
耳の不快もなく
今まで通りの人が大好きで甘えたくてしょうがない
かわいいかわいいきぬちゃんです。
こんな爆弾を抱えているきぬちゃんで
きぬちゃんの未来は神様にしかわからないのですが
きぬちゃんにはほんとに幸せになって欲しいのです。
キャリーにいれ、車に乗せて病院へ連れて行くと
一気に心臓の鼓動が早くなり
不安げに鳴いて
口から泡を吹き出し
嘔吐、脱糞と極度の緊張状態になってしまうきぬちゃん。
捨てられた事で何かトラウマがあるのだろうと思っています。
あんなに人が大好きで
怖がる事など何一つないようにしているきぬちゃん・・・
普段そんな顔を見せないので
そのギャップに本当に悲しくなります。
捨てられた事がどれだけ怖く辛かった事か・・・。
いきなり野に放たれ
恐怖から排水溝に隠れ
保護されたら痩せこけた体に不妊手術でメスを入れられたかと思いきや
いきなりのパルボ感染・・・白血球はゼロです。
そして耳の腫瘍まで。
このコにどれだけの試練を与えるのだろうかと
とにかく生きて戻って来て幸せになってもらわないとダメだ!と
パルボで入院していた時は心底願っていました。
現在のきぬちゃんは
可愛がってはもらっていますが
ブーチーさんの保護部屋には
常時何匹も猫達がいる状況で
エイズキャリアにとって良い環境とは言い難いものです。
キャリアのコがストレスなく過ごす事が長生きできる秘訣です。
そして腫瘍もまたストレスのない暮らしをする事が何よりの治療・・・
多頭ではどうしてもきぬちゃんの事をみてあげる時間は
極々限られてくる。
きぬちゃんだけのお母さんが出来たら・・・
こんなに良い薬はない、と思うのです。
こんなきぬちゃんの事を幸せにしてくれる方は
いらっしゃらないでしょうか・・・。
本当に人が大好きでしょうがないきぬちゃんの事を
お願い出来る方が現れてくれる事・・・
奇跡がまた起きてくれる事を祈って・・・
希望を捨てずに
きぬちゃんの飼い主さま探しを続けていこうと思っています。
どうか
どうか
よろしくお願い致します。。。
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